粉砕者の日記

昔ながらの観光地、プロレス、寄席、映画、職人芸、人間の業、怪しいモノに目がない団塊ジュニアの日記

【閃光のハサウェイ】アンニュイ男子と不思議少女という伝統

観てきました!
ファースト、Z、逆襲のシャアを観てしまった者の務めですから。
劇場は間引かれた数ながらも、ほぼ満席。
そして、団塊ジュニアの男性ひとり率が高ッ!
帽子・メガネ・リュック率も相当な高さでした。
(もちろん、私も含めて)

アンニュイ男子と不思議少女、キザなエースパイロットの三角関係が、ガンダムの基本フォーマット。
その不文律を守りつつ、驚愕の映像技術でリアリズムを追求しており、ただただ圧倒されました。
モビルスーツのバトルシーンでは、コックピット目線だったこともあり、全くついていけず…。

映像のみならず、物語も徹底してリアリティ重視。
連邦政府の腐敗、反連邦組織マフティーのテロ行為など、正義や敵味方といった概念が非常に曖昧なところも、ガンダムの基本フォーマットに忠実。
果たして、登場人物には誰一人として共感できず、それぞれの正義があることに複雑な想いを抱きつつ、とにかくガンダムという超長編大河ドラマの続きを確認するという鑑賞体験となりました。
もちろん、それこそがガンダムのあるべき姿です。

今回は三部作の第一弾。
この劇場に集った客は、誰一人として脱落することなく第二弾を観るだろうと確信しています。
それがガンダムの基本フォーマットですから。

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