粉砕者の日記

昔ながらの観光地、プロレス、寄席、映画、職人芸、人間の業、怪しいモノに目がない団塊ジュニアの日記

【江口寿史RECORD展】ひばりくんの凄み

最近、仕事でちょくちょく渋谷に行きます。
何度行っても、駅のラビリンスぶりに閉口。
街や人々の浮かれ方含めて、少し苦手です…。

ただ、昨日は心底ワクワクして渋谷へGO。
江口先生のジャケットデザイン展示会です。

子どもの頃から、そのイラストの完璧さ、同じ日本に生きているとは思えぬPOPさに、強い憧れを持ち続けてきました。
「ひばりくん」は、その象徴的存在。
人としての生活感の無さ、不完全ゆえの完璧な美しさ、そして常識を壊す革新性(しかもそれを全く感じさせない)。
今はゴチャゴチャぶりにウンザリしますが、それこそ昔の渋谷への憧れに近い透明感というか。
とにかく、江口先生の絵が大好きということ。

果たして、本当に素晴らしかった!!!
それぞれの作品の下絵もあり、感涙ものでした。
初期に描いた岡村靖幸のジャケットが好きだなあ。
吉田拓郎のものも最高。
でも、やっぱり銀杏BOYZですね。
絵の凄さって、言葉では伝えにくいのですが。
この気負いのなさとカッコよさは本当に凄い。
まさに天才だと思います。

ひばりくんもエイジも読みましたが、私にとって江口寿史先生は漫画家ではなく「何かの刹那を一気に切り取り、それをイラストとして表出させることができるアーティスト」。
それが信じられないぐらいPOPで、まさに日本が生んだ気鋭の現代アート作家だと思います。

いろいろ言いましたが、何はなくとも、みんな「ひばりくん」が大好きということです!

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